The Single Flagship TAMAKAZURA
Plan Room
THE FUTURES WATCH FOR HOPE, AND THEN HOPE IS WITH US.
One war broke out in 2366, the sun system. It is the result thing which is trivial for the history of the human race but for the people in the those days, it is an important event.

さよジュピが出るまでの話

S「さて、今日は何にしようかな?」
M「社員食堂でメニュー選んでるんじゃないんですから…。いい加減ネタ切れですか?」
S「いや、そういわないで…。そうだね、今日は『どうしてタマカヅラ一本だった、このタマカヅラプロジェクトからVanishing Pointsが生まれたのか』って話はどうだろうか?」
M「それはいいですね。しかし、それでは前回の話と順番が逆ですね」
S「いや、実はこの話は口外するのは憚られる内容だから」
M「確かVanishing Points製作が公表されたのは、TAMAKAZURA発売予定のに一ヶ月半ほど前でしたね。これはかなり急な計画変更だと思うんですけど」
S「確かに急だね。でも実際の計画変更は内部的には2000年6月上旬に決定していたんだ。で、公表したのが七月の頭。タマカヅラを楽しみに待っておられた方には、大変に申し訳ございませんでした」
M「で、内部的に見たとしても2000年夏のコミケまで2ヶ月ですよね。製作は間に合ったんですか?」
S「………結果は、ご存じの通り。正式なリリースは10月22日になり再びみなさんをお待たせすることになりました」
M「それで、8月のコミケは『さよジュピのデモ版』が出たわけですね」
S「さよジュピのデモ版は当時できているところ…総指揮がチェックを入れられたところまでをリリースする事になったのです。つまり、ストーリー二日目の夕食まで」
M「結局、大きなバグが一つありましたが…」
S「あぁ…大変に大きなバグだった。プログラム的バグではなくシナリオ的バグだが、二日目をプレーしていると途中でゲームがストップしてしまう。指定先のTXTが見つからないと言われて。でも、実はこのバグはすでにタマカヅラのプロローグ編の時にもあって、もっと注意すべきだった。人的なミスによるものだった」
M「なかなか教訓が活きないものですね」
S「今回は、新規にシナリオ製作に加わる人間もいて、組織内は複雑を極めたからある程度は仕方ないと思う…。でも、デバッグの際に発見できなかったのは大変に不思議でならなかった。このバグに出会わないのは、ある一つのルートだけで、それ以外はまず引っかかるから発見出来なかったことが不思議。この段階でもまだデバッグ体制が整っていなかったことが、大変に痛い形で表に現れた」
M「作画にもまだSAMPLE状態のものがありましたが」
S「あれもバグ。本当は完成版も出来ていて差し替えるはずだったんだが、完全に忘れていた。デバッグしてくれた人が指摘してくれれば良かったんだが」
M「総指揮は、デバッグはしなかったんですか?」
S「あぁ、私はこのときずっとプログラムよりのデバッグを繰り返していたからね。結局そのときに試していたプログラムもデモ版では乗せないことになった。」
M「なかなか今回も修羅場だったようですね」
S「まぁ、以前みたいに日付と曜日が一日狂う様なことはなかったのだが…」
M「何ですか?」
S「まぁ、その話はまたの機会にでも。で、その後の8月26日のインテはACC始まって以来のボイコット…」
M「あぁ、そうでしたね…これまたどうしてですか?」
S「実はこの日の遠征組(イベント現地組)は私を含めて二人だったんだけど、このときも寸前までが製作とデバッグで、二人を含め全員が死にかけていた…。で、まぁこのまま行けば高速道路の走行中に事故を起こして昇天するのは目に見えていたから、結局私が遠征中止計画をだした…というわけ」
M「でも、結局はこれが幸いしたわけでもあるんですよね」
S「まぁ、その次のイベントまでにかなりの期間があったので、じっくりとデバッグができた。従来からあったスタッフ用BBSに加えて、バグ報告掲示板およびUPBBSというファイルをUpする掲示板も新設されたおかげで、大変に効率よくデバッグとその報告、そして修正が出来る様になった」
M「ようやく、デバッグの体制が確立したわけですね」
S「まぁ、ハードウェアはね。あとはソフトたる人的な問題が解決すれば、完璧なデバッグ体制が確立できると思うんだけどね…」
M「色々あるようで……」
S「さて、ちょっと最後は愚痴っぽくなってしまって申し訳ない」
M「では、次回ですが…」
S「次回はタマカヅラの世界の根底に戻って、TGT…タイムジェネレーション理論についての解説をしていこうかなと思う」
M「ついにですか!? たのしみだな〜」
S「ゲストも呼ぶぞ!」
M「えぇっ! 誰なんでしょう!?」





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